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杉田 浩一
社団法人
宮崎県ジェイエイ食品開発研究所
技術開発顧問 農学博士 杉田 浩一

ゅうりの原産地はヒマラヤ南山麓といわれます。インドではすでに3000年も前に栽培され歴史的には古い野菜です。

きゅうり

シルクロードを経由して中国・華北に定着した華北系はは、「胡瓜(ホウグワ)」と呼ばれましたが、以後随の煬帝は胡の字を嫌い、これを「黄瓜」と呼ばせたことから、中国の一般名になったと言われています。日本へは17世紀幕末頃に伝来し、夏秋栽培の白いぼ・早生の品種群となります。

一方インドから華南に渡来した華南系は、晩生の黒いぼ・春作の品種群となっていきます。日本への伝来は華北系より古く9世紀以降、遣唐使によって仏教と一緒に伝来したと言われます。昭和になり華南・華北各々の系は交雑がすすみ、戦後のF1きゅうり時代に移行して行きました。食生活の変化で戦後のきゅうり消費量は増大し、現在、白いぼ・ブルームレス(珪素の白い粉がない)の鮮緑・肉厚きゅうりの全盛期を迎えています。

日本でのきゅうりの生産は約80万トン。一人当たりの消費量(7.5kg)は日本が世界一といいますから本当にきゅうりは日本人に愛されている野菜です。宮崎県では全国3位の約6万トン(平成11年度)が、宮崎市とその近郊の佐土原・綾・高岡をはじめ西都市、都城など県内で広く栽培されています。施設栽培の普及と高品位の品種育成によって周年出荷を可能としています。

きゅうりは何と言っても、食欲を増進する野菜としての役割が大く、パリパリした歯ざわりとさわやかな味覚が好まれ、サラダや酢の物、漬物に欠かせない野菜です。生として一本(100g)食べても11キロカロリーしかありませんので美容とダイエットにも最適です。特有の青臭さはスミレ葉アルデヒドと呼ばれるものですが、塩あるいは酢を加えてもみますとさわやかな匂いに変わってきます。

一つ注意したいのは、きゅうりの中にはアスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれますので、ビタミンCの豊富な野菜と一緒にすりおろしたりジュースにするのは禁物。スライスしてサラダに交ぜる程度であれば大丈夫です。そのため、酢の物や中華風炒めものは良い調理例です。きゅうりのカリウムは豊富な水分と共に利尿効果を示し、サポニンは発熱・消炎効果があると言われます。さあこの夏をきゅうりでパリパリ、さわやかに乗り切りましょう。