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杉田 浩一
社団法人
宮崎県ジェイエイ食品開発研究所
技術開発顧問 農学博士 杉田 浩一

ラ(garlic chive)はユリ科ネギ属の多年草で東アジアが原産。ニンニクやネギと同様に硫化アリルの臭気が特徴でもあります。中国の古書にはニラは陽起草といって生葉または煎じて服用すると、強精、健胃、成長などの効果がある優れた野菜と記載され、すでに2000年も以前から栽培されていたようです。ニラはいまも昔も中国料理には欠かすことのできない代表的な野菜です。

にら

生育最適温度は20℃前後ですが、耐寒耐暑と辛抱強く、北はシベリアから南はインドまで分布し東南アジア各国でも盛んに栽培されていますが、欧米人にはその特有なにおいから残念ながら敬遠されています。

わが国でのニラの歴史は古く、中国からの導入種が日本書紀や古事記に加美良(カミラ)の名で記載があります。その名がカミラ、コミラ、ミラとなまってニラになったといわれています。因みに同じネギ属のラッキョウは於保美良(オオミラ)とよんでいました。

第二次大戦後、中国料理が身近になり、ニラは大衆野菜として人気を博してきますが、その中で何といっても餃子の普及がニラの栽培に拍車をかけることになります。その後モツ鍋ブームもあり、緑黄色野菜の健康志向から安定消費傾向にあります。

宮崎県では露地栽培のほか8割以上の多くが促成栽培(10月から翌年5月出荷)によるものです。約3,200トンが西都市、川南町、都農町の県央のほか、国富町、小林市などでも栽培されています。品種は大葉ニラ系統のワンダーグリーンベルトです。

ニラはニンニクと並んで、強精、整腸、疲労回復に特効の元気印野菜であることはご存知の通りです。その秘訣は前述した臭い成分、アリル化合物のアリインにあります。アリインはビタミンB1の吸収を促進することによって機能性を発揮し、疲労回復のほか、風邪の予防など免疫力の亢進などの働きがあります。臭いは新鮮なほど強く鮮度のバロメーターでもあります。

多く含まれるカロテンとビタミンEは、脂溶性であることから炒め物が最適です。無機質としてはカリウム、カルシウム、鉄分のほか食物繊維と必須アミノ酸が豊富で健康野菜の異名を持つゆえんです。生食、煮物、炒め物のほか、スープや味噌汁、おじやなどにも最適で食欲増進のスタミナ食となります。

ニラをお焼き風にしたニラ太鼓、ニラ饅頭も宮崎のお土産として知名度が上がってきました。

その中でも西都市でいただいたニラ饅頭のおいしさは印象に残っています。家ではおふくろの味としてニラを切り込んだ醤油味の玉子焼きがありますが、お弁当だけは勘弁してといいたくなります。お弁当のフタとニラメッコです。