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杉田 浩一
社団法人
宮崎県ジェイエイ食品開発研究所
技術開発顧問 農学博士 杉田 浩一

ンジンはせり科の1、2年草で原産地はアフガニスタン山麓地方といわれています。これが東西に分かれて伝播し東洋種と西洋種に分科していくことになります。

にんじん

西洋種はトルコを経てヨーロッパに伝わり改良を重ねながら、現在世界でもっともポピュラーな橙色のニンジンとして育成されてきました。わが国には19世紀になり長崎に伝来の後、品種改良が積極的に行われ品種も増えました。その中で主なものとして「黒田五寸」をあげることができます。これは短根系、カロチン含量の高いことが特徴で、 国内の食の多様化、洋風化による需要増により、また安定高収量であることから一気に国内栽培品種として広まっています。

また東洋系は、13世紀以降に中国に伝わり日本には17世紀に伝播しましたが、西洋種に比較して普及率は低く主な品種は長根系の「金時ニンジン」があります。この色はトマトと同じリコピンで鮮紅色が強いことからすしの具や煮物など和食素材として重宝されています。

現在、日本における生産量は74万トンで国民の重要な栄養源として活躍しています。宮崎では約2万トン、西洋種が春ニンジンとして収穫され、その70%は県農協果汁(株)で野菜飲料に加工活用され、国民の方々へ健康を提供しています。

ニンジンは根菜類唯一の緑黄色野菜。もちろん食物繊維も多く含有します。特筆すべきは、ニンジンにはビタミンCを酸化するアスコルビナーゼという酵素を含みます。ですからダイコンなどと混合調理する場合には、食酢やレモン汁を加えたり加熱することによって酵素失活し、ビタミンCの破壊を押さえることが大切です。大根とニンジンの「なます」は理にかなった献立で先人の調理の工夫に頭が下がります。

ニンジンのオレンジ色のβ - カロチンやリコピンは、カロチノイドの一種でガンや動脈硬化などの生活習慣病の予防効果が報告され、一躍脚光を浴びるようになりました。β - カロチンはプロビタミンといわれ、体内で必要に応じてビタミンAに変わり機能性を発揮します。上記の効果のほか視覚の維持、成長促進などを示すことが実証されています。食べて良し飲んで良し、宮崎の甘くて新鮮なニンジンをどうぞ。