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杉田 浩一
社団法人
宮崎県ジェイエイ食品開発研究所
技術開発顧問 農学博士 杉田 浩一

湿帯モンスーンの恵まれた気候風土の中で南九州に定着したイモ文化。日本の食料基地にあり、戦前戦後を通じて国民の飢えを救い、農家経済を支え、そして澱粉など食品産業の発展にも寄与したサツマイモ(かんしょ(sweet potato))。現在、消費量は最盛期の1/6にダウンしましたが、近年かんしょの価値が再認識され、しだいにその消費量も増えつつあります。

かんしょ

かんしょはヒルガオ科イポメア属。中央アメリカメキシコ湾岸一帯が原産地とされています。コロンブスによってスペインに伝えられたのが15世紀末。中国を経て我が国に伝播したのが400年前です。当時、薩摩藩から江戸幕府に献上されて後、全国に広まっていったようです。サツマイモとか唐(カラ)イモという名称はその名残です。宮崎県下ではかんしょ(甘藷)が一般的な呼び名です。

かんしょは澱粉を主体にした塊根植物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み準完全栄養食品と言われています。ビタミンC・Eはイモ類随一多く、動脈硬化または老化防止に効果がありますし、カルシウム・マグネシウムは骨を丈夫にします。カリウムは塩分の吸収を抑え高血圧の上昇を抑制し、特に食物繊維は、近年徐々に増えつつある大腸ガンの抑制をはじめ、便秘予防、糖尿病予防、ダイエットなど多くの効果を発揮するものと考えられます。さらに紫イモなど有色かんしょの出現と、活性酸素消去効果による肝臓障害の軽減や、ガンの予防機能などその新たな機能性の認識によって、全体的にかんしょの需要が増加傾向にあります。

宮崎県では、串間市、日南市をはじめ広く県内で約7万トンの甘藷が栽培されており、その30%が食用の「宮崎紅」品種です。何といっても今からがかんしょの本格的シーズン。蒸してよし、焼いてよし、揚げてよし、煮てよし、そして健康によし。こんなに豊かな調理特性を持つ美味しいかんしょは、根菜類と野菜類の双方の長所を兼ね備えた素晴らしい食品なのです。

最後に一言、焼きイモなどを食べられる際は、同時に水分もしっかり摂って下さいね。